第3回 忘れられたい人っていますか?

僕がたまに書いてる元カノの話があるんですけど、それについてガッツリ書いてみたいと思います。多分全2,3回でまとまると思います。

 

僕は高校を男子高に入学しました。今思うとなんで男子校なんて行ったのか謎で仕方ないんですけど、三人兄弟の長男でどうしても公立に入らないといけなくて行きたい高校が点数ギリギリだったのもあって志望校落としたら男子校になっちゃったんですよね。この頃スマホが普及し始めてた頃で高校入学のタイミングでまあまあな人達がスマホデビューしてたんですけど、僕は金銭的なのか厳しかったからなのか買ってもらえませんでした。まあでも今よりそんなにスマホが完全に普及する前だったので在学中PSPだけ持っててもそんなにハブられることはなかったんですよね。モンハン流行ってたし。ちなみに今スマホのことに触れたのはあとから伏線回収します。

 

入学してすぐ「なんで男子校選んじゃったんだろう…」と思ってたんですけど、部活の勧誘で吹奏楽部に誘われたんですよね。先輩にこう言われたんです「定期的に女の子と会えるぞ?」

 

入るに決まってるじゃないですか。って事で吹奏楽部に入ったんですけど、ほんとに女の子に会えるイベントがあったんですよね。それが「高音祭」ってやつです。年一である鹿児島の吹奏楽部が集まってコンクールみたいにガチな曲じゃなくて今流行りの曲に合わせてダンスしたりするイベントです。その時にあの子と出会うんですけど。っていってもガッツリ会話するわけではないし僕が吹奏楽部に入ったことを向こうが軽く知ったぐらいなんですけどね。

 

そんな軽く知り合いになった高2の時に、僕がたまたま部活が休みで友達と地元で公園でダラダラと喋ってたんですよ。「最近この子と話せるようになってさー。かわいいけど俺らが手が出る相手じゃないよなー」とカースト低めの童貞が気持ち悪い恋バナみたいなことしてたんですね。そしたら公園の横をバスが通っていったんですけど、その時バスの中にあの子がいてすごいニコニコした笑顔で手を振ってくれたんですよね。その時その子が天使に見えて惚れちゃったんですよ。そんな天使を落とすために友達にこう宣言したんです。「俺、ケータイ買ってもらったらあの子に告白するわ」

 

そんなダサい宣言をした少し後、高二の終わりにケータイをやっと買ってもらえました。ガラケーでしたけど僕からしたら革命でした。「これでやっと告白できる!」と興奮したんですけど大きな落とし穴があったんです。

 

『あの子のアドレス知らない!!!!』

 

焦った僕は友達にあの子のアドレスをもらってきてくれと数回しかしたことがない土下座をして、なんとか手に入れてもらいました。そこから友達とどんなメールを送るべきか話し合って初メールを送ってその子とのやり取りが始まるんです。

 

ではまた次回